ネガティブ感情をも経験にしてしまうマインド

2022.8.17

こんにちは、代表カウンセラーのパピヨンです。いつもエナステコラムを読んでいただき、ありがとうございます!本日は、誰しにも起きるネガティブ経験についてお話ししてみたいと思います。

ネガティブ経験の処理の仕方

当たり前なことですが、生きている限りネガティブな経験って、誰しにもおきます。まずお伝えしたいのは、『It‘s OK to be not OK (大丈夫じゃなくても大丈夫だよ)』ってこと。深く傷ついたのは、真剣に向き合っていた証拠。真剣に対峙していたからこそ。
昨今では『メンタルを強くする』とか、『レジリエンス力をつける』などの言葉をよく目にします。でも感情を持っている人間である限り、傷つくのは当たり前。だから、いつだって強くあらねばの精神でその傷ついた感情をごまかして上書きする必要はない。これを、改めて冒頭で伝えておきたいと思います。

では、ネガティブな感情を経験にしてしまうってどういうことじゃ?ってことです。自分の事を例にして書こうと思っていろんな経験を思い出していたら あるわあるわ。。。

よく話題にもしますが、元夫の作った1000万円の借金を返したことも、メンタルバランスを崩して子供を産んでいないのに母乳がでてしまったことや、信頼していた人に退職金の3分の1をだまし取られたことや、脱出の相談に乗ってあげていた友人が実はその組織の一味で自分も引き込まれそうになったこと、信頼していた彼が既婚者だったことや。。(あれ、新たなカミングアウトが増えてる?!)

もう、カウンセラーとして必要なネタのためにこれって起きてたわけ?というような、さまざまな事件がありました。でも、本当に このおかげで同じ状況を抱えたクライエント様を理解できることができたり、現場を味わったことがあるからこそ、ありきたりなメッセージじゃなくリアルに言葉を交わせることになったのも事実。

要するに、一旦傷ついたあとに どうそれを処理するか。なのかなと思っています。そして、処理をするために必ず必要なプロセスとして、『味わい尽くす』『悲しみつくす』ってことがポイントです。その時にごまかして過ごしてしまうと、あとからふつふつと感情がわくことが長期間続いたり、それがゆえにいつまでも恨むことを続けていたり。

①事件が起きる
②ごまかさずに味わい尽くす、悲しみつくす
③そのあとに心の処理

こんな流れでありたいところが、現代で起きているのって、

①事件が起きる
②大丈夫!と強がって流す、お酒や遊びでごまかす、考えないようにしてシャットダウン→今もなおその時の痛みが続く。。。

このサイクルだと考察しています。

傷ついた気持ちを心の背景に長く持ち続けてるんですもの。。そりゃあしんどくなるし 鬱々としてしまう。痛い足を引きずって長距離マラソンして、結局走れなくなるようなものなのです。

もちろん、味わい尽くす、悲しみつくすって痛みも伴います。現実としてとらえなければいけなかったり、時には今自分がしているすべてを一旦止めなければいけなかったり。忙しい現代人にとっては、『そうはいっても仕事しなきゃ!』と『そうはいっても子育て待ったなしだし!』という意見もあるかと思います。でもよーく考えてみてください。その事件に影響される期間を全体として見た時に、どちらが早く前進できているのか。

かくいう私も、同じように失敗したことがあります。

感情をさらけ出すことの大切さ

①夫と離婚する
②ほかにだれかパートナーがいるはずと新たな恋愛でごまかす
→でも結局自分が弱っているから、弱っている自分が好きな男性とのご縁ばかり
→少し元気になるとうまくいかなくなる。。。
そんなことが続きました。

そのたびに、その男性の悪口を言ったり その人を紹介してくれたコミュニティを責めたり。でも、結局は自分なわけです。心を整理せず、自分が本当に手に入れたいものもちゃんと整理せずただ求める。だから自らその男性たちを選択していた。どんな状況でも、結局『あなたが選んだんでしょ』って言われたらぐうの音も出ませんでした。でもそれを問いてくれていた人さえ避難していたのかも。

では、その時に何ができていたのか。と後から考えた時に、私には十分に②悲しみを味わい尽くすプロセスが足りなかったなと思いました。それは私の弱さでもあったと思います。それを、『It‘s OK to be not OK (大丈夫じゃなくても大丈夫だよ)』と考えるとすると、何ができたか。誰かひとりでもいいから、そのままの気持ちを話して 醜くてもかっこ悪くてもいいから泣きまくったり、感情をさらけ出せばよかったって思いました。この想いが、エナステを作るきっかけにもなっています。

だからこそ、上手に私たちを使ってほしいんです。(結局宣伝かよ!なんて思わないで!) 私たちそれぞれがいろんな感情が揺さぶられる経験をしてきています。そしてクライエント様対応含めてそれに対処してきた経験があります。共に、悲しみを味わいましょう。共に、味わい尽くしましょう。そして、そのあときっと、これは〇〇のために起きたんだな。。って思える未来があるから。

今の私は、何かネガティブな事が起きるたびに 『この経験をするってことは、この先これを乗り越えないと対処できない大きな波が来るんだな!』とさえ思うようになりました。本当に面白いもので、ぎゃー-!またこんなことが起きたー-!って思うたびに、それを経験したからこそ対処できる状況が仕事やプライベートで起きるのです。

『It‘s OK to be not』私たちはこの気持ちで、あなたからのお気持ちのシェアをお待ちしています。お役に立てるよう、私たちも痛みを伴いながら これからも色んな事件を味わっていきます。(お手柔らかにお願いしたいけれど 笑)
共に、前に進みましょう。読んでくださり、ありがとうございました。

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