

マザーズコーチ畑山理沙×パピヨン麻衣「新米ママに贈る、育児あるあるストーリー」
パピヨン(以下P):皆さまこんにちは!エナステのパピヨン麻衣です。
理沙(以下R):エナジーチャージャーの理沙です!
P:ご相談していただく前に何か予防になるような皆さんへのTIPSをお送りできたらいいなと思って毎回テーマを決めています。今回は、理沙がマザーズコーチというお仕事をされていて育児のプロフェッショナルなので【新米ママに送る育児あるあるストーリー】をテーマにお話ししたいと思います。
二人の共通点ということで、海外で育児をしているっていうことなんかも参考になるよね、みたいなこともさっき打ち合わせで話してたんだけれども。実際そういう立場から見ていて、自分のこととかクライアントさんのこととかでなんか思うところとかってある?
R:自分が初めて妊娠したのが、もう9年前やねんけどさ。その時アメリカのNYに住んでいて慣れないアメリカで初めて検診に行って、でもその時はみんなも一緒かもしれんけど、もうほんまずっと憧れてたお母さん像があったから、こんなことしたい、こんなことはするべきじゃない~とか期待と不安でいっぱいやったから。それがある意味この8年で崩れまくったっていう・・・笑
P:幻だったね。笑
R:ああいうものをハンマーで打ち崩すようなことが逆にあって良かったなぁって結論的にはね。こんな新米ママの夢壊すようなことさ・・・言ったらあかんけど。笑
P:まあでもそれくらいみんな淡い期待とかさ、希望とか、あるべき姿みたいなのを持っているってことなんですね。
R:そうよ!だってやっぱり私たちは日本人として生まれ育って、今はこんな二人野蛮人みたいになってるんやけど・・・笑
P:野蛮人・・・笑
母とはこうあるべき、という理想像が時として良くない方向へいくことも

R:でもやっぱそれなりに、日本の社会や文化からたくさん影響を受けた『母としての像』『妻としての像』とかがさ。そういうの麻衣ちゃんもあった?
P:あったよ!だから子供を持つっていう選択がないっていう背景にはさ、持ったらちゃんとやんなきゃいけないから、私には無理だって決めつけてたところがあるから。やっぱりその理想像っていうのは、母の姿であり、世の中のお母さんの姿であり・・・ていうのを持ってたんだと思う。
R:ほんまにそう。『絶対に母とは強くある人間で、お腹を痛めてこそ自分の子や』っていうめっちゃ今から思うと、なんやねんそれドMすぎんなって感じやけど。笑
アメリカでは普通とされている無痛分娩っていうの?あれは絶対しないって頑なに思っててん。私は「日本の母はみんなナチュラルで自然に産んでいます。だから麻酔はしない」って。でもアメリカ人とかからしたら先生とかも「は?何ゆうてんのあなた」みたいな。
P:笑
R:結局色々あってお産の時にめっちゃ大変で。18時間苦しんで「このまま子宮口開かなかったら緊急帝王切開になるよ」って言われて。その時のお医者さんに言われた言葉が今でも響いてるねんけど。
お医者さんがナース達に「私と彼女だけの二人きりにさせて。旦那さんも申し訳ないけど席外して」って言って。で、そのドクターが私の頭さすりながら、「理沙、すごい頑張っているね。でも一つ質問させて。君はここで何をしようとしているの?あなたは麻酔を打たないという自分に勝とうとしているの?それとも元気な赤ちゃんを産もうとしているの?どっち?」って聞かれて。
その時「ゔ~~」ってなっていた私は力が抜けて「うわぁぁぁっ」て泣けてきて。寝てもないし頭もパニクって、泣きながら「赤ちゃんを産もうとしているだけ」って言ったら、めっちゃハグしてくれて。「だよね。僕もそれを一生懸命サポートしたい」って。それで麻酔して寝て気づいたら産まれてた、みたいな。
P:素晴らしい先生だったね!
R:ほんまに。そこでやっぱり、今マザーズコーチとしてコーチングでまず悩めるお母さんが来たときに「みんなちょっと一休みして考えてみよう!あなたは何のために子育てしてるの?」っていう質問をするねんな。なんかその経験とすごい繋がってるっていうか。やっぱり赤ちゃん、幼児がいるママってほんとに目の前にあることが多すぎるやん。おむつ変えておっぱいあげてご飯作ってってさ。そんな日々1分1秒で競ってるママに、「今あなたは何のために怒ってるの?何のためにご飯あげてるの?」って。子育てってほんま長いから、長期的な目線で目的を軸に置いておくのって大切やねんな。
P:なんて言うんだろ、目の前のことをすっごい近くで見てさ「できた!」「できない!」「どうしよう!」ってパニくるもんね。
R:そう!パニくんねん。周りと比べてさ、「あれっ?うちの子同じ月齢だけどしゃべれてる?」とかさ。それでなくても忙しいのに、そういう周りからのプレッシャーとかさ。「みんなご飯作ってきてるやん。和光堂のお弁当出されへん」とかさ。
P:確かにね。日本だと、同じ人種で同じメーカーのものを手にできる環境だからさらに感じるよ。こっちだと白い子も黒い子も黄色い子もいて~みたいな感じだからさ。
R:食べてるもんも全然違うし。
P:そう!全然違う。だから「やっぱり早いね。体力あるね」とかさ。「やっぱそっちはそういう感じなの?こっちはこっち」みたいな、いい意味の離別感ができるっていうか。そういうのは本当に気づかされるよね、環境的にね。
日本での当たり前は世界の当たり前ではない

R:麻衣ちゃんはそんなエピソードある?
P:私はそのままの日本の脳でこっちに来た時に、ガンガンってハンマーで打たれるようなことが2回ほどありまして・・・その一つが理沙にもヘルプを出した、鼻が詰まった時の鼻吸引。日本だとお母さんが吸って取ったりするじゃん?こっちは塩水を注射器に入れて子供寝かせてガーって水入れるの。目を白黒させながら子供が死にそうになってるのを私は目の前で見るわけよ。
R:笑
P:それを夫も保育園の先生も、ふっふーんって言いながらやってんの。「ちょっと本当にやめて。死んじゃうから」みたいに思って。私がマイノリティなのかマジョリティなのか知りたくて、日本人の友達に連絡したけど。理沙は「子供はそんなに弱くないから大丈夫よ」って日本人なのに言ってきて。「そうだよね」ってあの時救われたというか頭を冷やせたよね。そんなことがあってもちゃんと生きてるし、それがこっちでは普通だから今は普通にやってるし。何がやばいってパニックになってる自分が一番やばかったと思う。
R:それでイライラして旦那に当たって・・・その二次災害がしんどいよな。
P:旦那は殺人鬼、くらいの勢いで私友達に連絡してたもん。うちの娘を殺すやつがいるみたいな感じで。笑
インドではベビーパウダーが最高!

R:わかるけどな。新米ママで、こんな繊細な子供にそんな・・・って。私なんて旦那がインド人やん?インド人と結婚したらさ天と地がひっくり返るっていうか。子供の扱いにしても全然違う。一番困ったのが、べビーパウダーってあるやん?ジョンソンエンドジョンソンの。あれって当時の日本とかアメリカでは香料がめっちゃきついから、新生児とか赤ちゃんにはつけなくてもいいって全然推奨されてないやつだったんだけど、
インド人のおじいちゃんおばあちゃんは、「ベビーパウダーが最高!!」って思ってるから、お風呂から上がったら可愛いうちの子が揚がる前の衣いっぱいの天ぷらのエビみたいになってんの。笑
P:面白い。笑
R:「やめてよー!」ってめっちゃイライラして、でも言われへんかった自分もいて。旦那に電話して怒鳴ったり「あんたの親いい加減にしてよー!」みたいなそういう事件もあって。結局、金輪際ベビーパウダー使うなって言って。で、ある日旦那と二人でデートしてほろ酔いで帰ってきておむつ変える台見たらベビーパウダーが残っててん。笑
P:やりやがった。笑
R:でもその時にクスッてなんか笑っちゃった。「ここまでしてやりたいねんな」みたいな。その時に「ベビーパウダーってそんなに悪いん?まぁ死にゃあせんし」っていう長期目線ていうか、客観的に見て「何のために子育てしてるんやったっけ?」ってなって。「まあベビーパウダーくらいいっか」って思えたし。
生まれた直後とか日本って母乳のために、めっちゃあっさりしたご飯作るやろ?もうお義母さん朝昼晩激辛カレーしか作らへんからさ。生まれた直後から激辛カレーずっと食べ続けてて、しまいには搾乳したおっぱいがターメリック色の黄色になってるん。
P:本当に?じゃあ赤ちゃんもターメリック飲んでるってことか。
R:激辛カレーのおっぱいいっぱい飲んで育ってるから今も激辛カレー大好きやし。
P:食べれるんだ。ちっちゃいころから慣れてるから。それコリアンのママも言ってた。ちっちゃいころからキムチのおっぱい飲んでるから、ちっちゃくてもキムチ普通に食べれるよ~って。
R:まあそうやんな。だから私たちが信じてるものって、実はそんなにバイブルもないっていう。
P:それよりもそこにがんじがらめになってママが精神的におかしくなってる方がよっぽど危険だよね。
R:そうそう!まさにそこやな。そこに気を付けてほしいっていうのが9年後の今の私からのアドバイスかな。まあ難しいと思うねんけど。
P:確かに病院一つとっても、日本だと正しい食事から始まって母のあるべき姿みたいな、道徳みたいな授業もあって。これが正しいよっていうのを産まれる大分前から叩き込まれるから、少しでも道をそれると不良ママっていうか・・・。妊娠してるときに海外に行くっていうことでも非国民扱いだったからさ。
結局診断書を書いてくれたんだよね。こっちに来ても平気だったから使わなかったんだけど。ちなみになんて書いてあるか見てみようと思って開けたの。そしたら「こちらで散々止めましたがこの人が勝手に行くことを決めたので、後はそちらでお願いします」って書いてあるだけだったの。
R:まじで?責任逃れやな。
P:保身じゃんこれって。もちろん自己責任で行ってるから、その覚悟もあるわけで・・・だけどすごいなこの診断書って。
R:そんな違いがあるねんな。
子育てに躓いたときは、自分とは違う環境にいる相手に聞く

P:だから息が詰まったり煮詰まったら、少し常識が違うコミュニティとか、海外に住んでるママとか、もちろんエナステの私とか理沙に聞いてもらうことによって「なんだ私の考えていることって小さな世界のことなんだな」ぐらいに見えるほうが楽なのかもしれないね。
R:ほんまそう!「もっと視野を大きく持って生きましょう!」ってことやね。
P:もし、躓いたりとか「ちょっと私どうなんだろう?」と思ったらお気軽にご連絡いただけましたら。ここでは話してない武勇伝が色々ありますので・・・
R:山ほどあります。笑
P:何よりの証明なのが、理沙の子供も私の子供もとっても健やかでおおらかに育っているよね!
R:はい!元気すぎるほど元気です。
P:また見せる機会があったら見せてさしあげたいくらい。なのであまりご心配せずに育児を楽しんでいただけたらと思います。ではまたお会いしましょう♡ありがとうございました!