これからの時代はIQやEQよりもCQ(多様性適応能力)が求められている?!

2020.11.6

パピヨン(以下P):皆様こんにちは!今日はきよみさんからテーマとしていただいたヒント、「これからの時代はIQよりもEQよりもCQが求められている!」という内容でお送りしたいと思います。私自身CQって初めて聞いたのですが、CQってどんなことなの?

高嶋(以下T):皆さんCQって言葉ご存じでしたか?私も最近知ってびっくりしたんですけど。様は「多様性に適応する力」のことで、文化の知能指数みたいな感じ?今って多様性を受容できる能力がすごく大事だと言われている世の中になってきていて。文化の違いを越えて円滑にコミュニケーションをとれる能力といえば、海外に住んでいるお二人とか海外に住んだことがある私は、多様性に適応しないといけない状況だったなぁとふと思って、何か面白い話題になるかなと思ったんですよね。

P:日本だと必要なかった能力かもしれないけど、今世界とつながって仕事したり国際結婚したり、いろんなカルチャーと関わるときに絶対的に必要な能力だし、外国人じゃなくても、性格も育ちも全然違う夫との関係性もこれに適応したりするもんね。

T:そうそう。だから価値観とかライフスタイルが日本でも変わってきているから、多様化していくのに合わせていけるかどうかが、すごく重要になってくる。

P:実際に私たちが海外に住んでみた経験の中で、自発的じゃないかもしれないけどCQが上がった瞬間、これでCQが上がらされたわーみたいな話があったら実例としてシェア出来たらいいなと思うんだけど、理沙とかどお?ネタに尽きないでしょ?

初めての海外生活はビックリの連続だった

理沙(以下R):山ほどありすぎて毎日自己記録更新中みたいな。海外生活20年経っても適応能力試されてるなって感じやけど(笑) 初めらへんの記憶としては17歳の時にアメリカにホームステイで行ったときかな、初めての海外で毎日驚きの連続やった。今から考えたら適応能力CQがめっちゃ上がってた時なんかなと思うよね。

めっちゃしょうもないことやったら、ベーコンとソーセージに何でメープルシロップかけんの?みたいなのとか。日本では常識としてしょっぱいものにはメープルシロップはかけないという前提があるやんか。あとポップコーンがギトギトになるくらいのバターを入れるとか。こんなんお母さんに怒られんで?ってことをお母さんがやってる、みたいなさ。(笑)毎日ファストフードとか、これが良いカルチャーかどうかは置いといて、常識をそのまま頑なに続けていたら生きていけない状況に17歳の私は陥ってしまって。今までの自分の食生活の常識とか前提を覆さないと、このカルチャーに適応できないなって思った。

そこから私が学んだことは、『自分の前提とか常識を持っていたら苦しくなる』ってこと。だからもう捨てるというかキャンパス真っ白からやらないと、なかなか生きにくいな、とティーンエイジャーながらに思ったな。そんな感じかなCQ?ちょっとちゃう?レベル低すぎ?(笑)

P:でもそういう所から修行させられて、真っ白になるからこそ生きやすくなる気付きがあったわけだよね。そうやってきたからこそ、今ちょっとやそっとのことでも驚かなくなってるわけじゃない。

R:それでもやっぱり記録更新中やからなぁ・・・仕事の仕方とかコミュニケーションの方法とか上げたらきりないけど。

賞味期限の概念が日本とは違う

P:きよみさんどお?グアムにどれくらい住んでたんだっけ。

T:私はグアムに4年半いたのね。食ネタで言うと衝撃だったのが、玉ねぎがどこのスーパーに行っても腐ってるの。だから玉ねぎ買うのにどんだけ車走らせたか・・・(笑) あと賞味期限間近の商品に貼られてるレッドプライス、日本だと一週間前とか3日前くらいから安くなるじゃない?グアムでは日付が一か月前だったの。「え?これ食べれるの??」みたいな。(笑) あとは一か月とか二か月前の玉子が冷凍で売られてたりとか・・・冷凍だから大丈夫みたいなんだけど。

R:玉子って冷凍できんのや。

T:そう!本国から来るから冷凍されてるの。だから生卵が食べられないからローカルのエッグを買ったり・・・玉子かけご飯が食べたくなっちゃって。そんなことがあって日本のきっちりした感じが大分取れて「まぁ、死なないしね」って大らかになるしかないみたいなね。

P:わかっちゃいるけど私はまだフェーズフェーズでそういうことが起きると、いちいちびっくりしててさ。この間すごいびっくりしたのは、娘の保育園から「白いTシャツできてね」っていう通達が来たから写真でも撮ったりするのかな?って思っていたら、帰ってきたらタイダイ色っていうの?いろんなカラフルな色に変わってて、そんなの聞かされてたら新品じゃなくて古いのにしたよと思ったの。私張り切って白いやつ買いに行ったわけ。

聞いたら先生がタイダイの技術をどっかで学んできて、「みんなでやりたかったの♡」みたいな感じで。だから幼児は白いTシャツを脱がされて、一時期みんな裸だったと思うんだよね。その裸の間に先生たちが染めて、乾かして、着れる状態になって着させられて写真を撮ったのが送られてきたわけ。これとかも日本でやったら、いろんな所からいろんな形で通報来るよと思ったんだけど、子供たちが嬉しそうに写真に写ってるからまぁいっかみたいな。そんなことがあったよね。(笑)

R:ワイルドやな、ほんまに。(笑)

P:こういう環境にいるとCQを高めるみたいな意識高い系じゃなくてさ、高めさせられるみたいなっていうのが正しい表現かなと思った。(笑)

旦那さんも上司も、自分以外は宇宙人

T:日本って潔癖というかきれい好きじゃない?そういうことってあるよね。

P:思った思った。だから理沙が言う通りこれが絶対みたいな思いを持ってたら苦しくなるから、「私は異国に来ました」「社会見学中です」くらいな気持ちの方が楽だよね。

R:たぶん今日本でCQが話題になってるっていうのも、そうやってCQを上げていってそれでどう生かすねんってとこだと思うんだけどさ。私たち海外でCQ上がってそれを対人関係に生かせてると思わへん?身近なところで言うと、旦那さんとのコミュニケーションとか子供との関り方とか、上司との関係、部下との関係も。

CQを上げて対人関係に生かすってところは海外にいても日本にいてもできることやんな。まあ旦那さんは宇宙人やと思えって私は思っているから。まあ宇宙人やねんけど完全に。(笑) 同じ人間やと思ってたらイライラしてしゃーないやん。でもこれやと思ってまあまあやっていけてんねんけど。でも日本人同士やったらもっと期待してしまうやろなと思って。色んな部分で以心伝心だと思って言わんかったり。だから余計コミュニケーションの意思疎通の違いが起こったりするから・・・宇宙人とか外国人と思って接したらいいんかもな。

T:海外の人なら宇宙人だと思ってっていうのわかるけど、日本人でも旦那を宇宙人だと思えばいいんだよね。

P:だから私、職場で上司と部下との関係が上手くいきませんみたいなご相談をいただいたりすると、『同じ会社で働いていて同じ仕事をしてるってことだけで、分かり合ってるっていうか同じ人類なんだみたいに思っちゃう』っていうそこに期待があるから、もう外国人だと思ってくださいっていうのはよく言ってて。「だからお茶の入れ方もわかんないんだねとか、だから電話での話し方もそういう風になっちゃうんだねとか」いちいち許せるっていうか期待しないっていうのはあるから。日本人同士で同じ顔してるかもしれないけど外国人とか違う星から来た宇宙人だぞ、くらいに思ったらいいよね。

T:みんな違うのが当たり前だよって思うと、そこを受容できるよね。どうしても自分と同じに考えたいと思っちゃう「何でわかってくれないの?」みたいなね。

R:私それいま子育てで毎日修行させられてるような・・・もう長女とかさ、本当に違うから私と。私のお腹から生まれてきたんかい?って思うくらいさ。だからほんまこれ神様からの贈り物やと思うもん。まだまだ私の器を広げなあかんのかみたいな。もうここまで体もでかくなってるのにまだまだかぁっていうくらい・・・(笑)

P:きっとCQの修行要素として送りこまれたんだね。(笑)

T:そうだね、修行だね。(笑) だから自分も成長するよね子育てって。

CQを上げて無敵人間になろう!

P:何か自分の常識じゃないことが起きて苦しんでる時は、「私今CQ伸び中だわ」とか「成長中だわ」くらいに思うといいのかもね。そうするとどんなのが来ても宇宙人来ましたね~くらいな感じで捉えられるのかもしれないね。

T:そうなると自分が楽だよね。

R:そう思えたら最高やんな。絶賛CQ上昇中みたいなさ。

P:ご自身の環境の中で自分はどうやってCQを高められるのかなみたいなことがわからない場合は、色んなネタで色んな角度からCQを高めた経験がある私たちエナステにぜひご相談いただければと思います!ということで今回は『CQを上げて無敵人間になろう』というテーマでした。お二人ともありがとうございました!

この記事に登場するカウンセラー

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